巷で人気の小型・高性能で便利な7インチのUMPC(ウルトラモバイルパソコン)
昨今パソコンパーツの高性能化に伴い、小型で高性能なノートパソコンが増えてきましたので、その中でも取り扱いの便利な7インチ規格のものをご紹介。
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2024-08-12 06:16:02
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UMPC(ウルトラモバイルパソコン)とは
Ultra-Mobile PC(ウルトラモバイル ピーシー、略称UMPC)は2006年3月9日にマイクロソフトやインテルなどが発表したタブレットPCの規格。また、その規格に準拠したものと同程度のノートパソコンおよびそのカテゴリー・市場のこと。
ノートパソコンとPDAとの中間に位置づけられる。Intel Ultra Mobile Platform 2007に準拠したハードウェア構成の携帯型PCの事と考えてよい。
ドイツ・ハノーファーで行われた「CeBIT 2006」での発表当時は、ASUS、Founder、サムスン電子(Q1)の三社の製品が発表され、後にPBJ、富士通なども加わった。また、ソニーはインテルが「UMPC」というコンセプトおよび規格を発表する以前から「U」シリーズとして類似の製品を販売している。
ノートパソコンとPDAとの中間に位置づけられる。Intel Ultra Mobile Platform 2007に準拠したハードウェア構成の携帯型PCの事と考えてよい。
ドイツ・ハノーファーで行われた「CeBIT 2006」での発表当時は、ASUS、Founder、サムスン電子(Q1)の三社の製品が発表され、後にPBJ、富士通なども加わった。また、ソニーはインテルが「UMPC」というコンセプトおよび規格を発表する以前から「U」シリーズとして類似の製品を販売している。
仕様・ガイドライン
PDAの代替という意味でも従来の小型ノートパソコンと違い、タッチパッド以外でポインターの操作ができるよう、タブレットPC機能を搭載されるのが標準的といえる。また、携帯ゲーム機のように両手で本体を保持して親指でクリックボタンやポインティング・スティックの操作ができるようにしている機種も多い。
概ね下記のガイドラインに準ずればUMPCと呼ばれる。
・超低消費電力のx86アーキテクチャのCPU・チップセットを搭載。(Intel Atom、Intel A100シリーズ、VIA C7、AMD Geodeなど)
(インテルのガイドラインでは超低電圧版Pentium MもしくはCeleron Mプロセッサ搭載)
・9型以下のタッチパネル機能を搭載した液晶ディスプレイ。
(インテルのガイドラインでは4 - 7型のタッチスクリーン、最低解像度800×480ドット)
・重量が2ポンド以下。
(インテルのガイドラインによる。これはおよそ907gに相当する。)
・3 - 5時間程度のバッテリー持続時間。
・無線LAN、Bluetoothの搭載。
・30 - 60GB程度のハードディスク容量。(マイクロソフトのガイドライン)
・x86アーキテクチャー用OSが動作する。
(インテルのガイドラインではWindows XP、Linux OSで動作する)
概ね下記のガイドラインに準ずればUMPCと呼ばれる。
・超低消費電力のx86アーキテクチャのCPU・チップセットを搭載。(Intel Atom、Intel A100シリーズ、VIA C7、AMD Geodeなど)
(インテルのガイドラインでは超低電圧版Pentium MもしくはCeleron Mプロセッサ搭載)
・9型以下のタッチパネル機能を搭載した液晶ディスプレイ。
(インテルのガイドラインでは4 - 7型のタッチスクリーン、最低解像度800×480ドット)
・重量が2ポンド以下。
(インテルのガイドラインによる。これはおよそ907gに相当する。)
・3 - 5時間程度のバッテリー持続時間。
・無線LAN、Bluetoothの搭載。
・30 - 60GB程度のハードディスク容量。(マイクロソフトのガイドライン)
・x86アーキテクチャー用OSが動作する。
(インテルのガイドラインではWindows XP、Linux OSで動作する)
実際、かつては小型ノートパソコンなど、発熱の問題などから、超低電力でも動かせる代わりに、Windowsを動かすと使いものにならないほどの低速CPUを搭載して、ほぼ趣味、コレクションのレベルのものがほとんどでしたが、近年の各パーツの高性能化により、ポケットサイズなノートパソコンですら、サクサクWindowsが動く時代になってきています。
こちらでは、特にそんなUMPCの中でもある程度の画面の大きさと軽量さを両立している人気の高い、ディスプレイサイズ7インチのものを多数ご紹介していきます。
こちらでは、特にそんなUMPCの中でもある程度の画面の大きさと軽量さを両立している人気の高い、ディスプレイサイズ7インチのものを多数ご紹介していきます。
NANOTE(UMPC-01-SR)
ドン・キホーテの出した安価なPCシリーズ「情熱価格プラス」の第一作です。
性能は同時期に販売されていたWindowsタブレットと同程度のスペックで、パソコンとして快適に動作するとは言い難かったものの、当時各社が出していたUMPCが5万円~10万円ほどが多い中、まさかの定価19,800円という激安価格で売り出されて驚かれていました。
性能は同時期に販売されていたWindowsタブレットと同程度のスペックで、パソコンとして快適に動作するとは言い難かったものの、当時各社が出していたUMPCが5万円~10万円ほどが多い中、まさかの定価19,800円という激安価格で売り出されて驚かれていました。
スペック
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Atom x5-Z8350(Cherry Trail)/1.44GHz/4コア PassMarkスコア:891
ストレージ: eMMC:64GB
メモリ容量:4GB
重量:540g(公称520gだが実測で少し重い)
特徴:ディスプレイは360度開閉可能で、タブレットスタイルでも使用可能。ファンレス。
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Atom x5-Z8350(Cherry Trail)/1.44GHz/4コア PassMarkスコア:891
ストレージ: eMMC:64GB
メモリ容量:4GB
重量:540g(公称520gだが実測で少し重い)
特徴:ディスプレイは360度開閉可能で、タブレットスタイルでも使用可能。ファンレス。
【Hothotレビュー】税別2万円を切る7型UMPC、ドン・キホーテ「情熱価格プラス NANOTE」
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1251220.html
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NANOTE P8(UMPC-02-SR)
ドン・キホーテの出したUMPCシリーズNANOTEの第2作で、結構なスペックアップを遂げたP8です。
ドンキ、7型UMPC「NANOTE」にPentium N4200/メモリ8GB強化モデル - PC
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1320067.html
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1320067.html
スペック
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Pentium N4200(4コア4スレッド/1.1GHz~2.5GHz/キャッシュ 2MB/TDP 6W PassMarkスコア:2170
ストレージ: eMMC:64GB
メモリ容量:8GB
重量:560g
サイズは前作とまったくと言っていいほど同じで、CPUがPentiumになり、処理能力を示すPassMarkスコアで倍以上となり、さらにはメモリも倍の8GBになったため、かなり実用性のあるUMPCに仕上がってきました。
その分値段も高くなりましたが、それでも、税込み32,780円、そんじょそこらのUMPCが太刀打ちできない安さを誇ります。
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Pentium N4200(4コア4スレッド/1.1GHz~2.5GHz/キャッシュ 2MB/TDP 6W PassMarkスコア:2170
ストレージ: eMMC:64GB
メモリ容量:8GB
重量:560g
サイズは前作とまったくと言っていいほど同じで、CPUがPentiumになり、処理能力を示すPassMarkスコアで倍以上となり、さらにはメモリも倍の8GBになったため、かなり実用性のあるUMPCに仕上がってきました。
その分値段も高くなりましたが、それでも、税込み32,780円、そんじょそこらのUMPCが太刀打ちできない安さを誇ります。
NANOTE NEXT(UMPC-03-SR)
NANOTEシリーズの集大成。CPUもそこそこ優秀になり、ついにSSD搭載になり、アクセスの速さも獲得。
宣伝文句にある通り、ウェブアクセスなどが快適になり、メインマシンとしては厳しいですが、ちょっとした移動中に使うようなサブマシンとしては十分に。
宣伝文句にある通り、ウェブアクセスなどが快適になり、メインマシンとしては厳しいですが、ちょっとした移動中に使うようなサブマシンとしては十分に。
NANOTE NEXT|OA用品/パーツ関連|商品紹介|ドン・キホーテのピープルブランド(PB)「情
https://www.donki.com/j-kakaku/product/detail.php?item=3584
https://www.donki.com/j-kakaku/product/detail.php?item=3584
スペック
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Intel Pentium J4205 1.5GHz(最大2.6GHz)クアッドコア PassMarkスコア:2406
ストレージ: SSD(m2 2242 SATA接続):64GB(交換可能)
メモリ容量:8GB
重量:560g
特徴:ディスプレイは360度開閉可能で、タブレットスタイルでも使用可能。ファンレス。
ついにストレージがSSDとなり、さらにm2接続の2242タイプで、なんと裏蓋を開けて換装可能となったため、デフォルトのSSDは、64GBしかない上に、読み書き速度のやや遅いタイプのものなので、容量が大きく読み書き速度の速いものに換えることでより快適になります。
NANOTEシリーズ3作目にして、そこそこ優秀なサブマシンとして活躍できるスペックにまでなりました。
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Intel Pentium J4205 1.5GHz(最大2.6GHz)クアッドコア PassMarkスコア:2406
ストレージ: SSD(m2 2242 SATA接続):64GB(交換可能)
メモリ容量:8GB
重量:560g
特徴:ディスプレイは360度開閉可能で、タブレットスタイルでも使用可能。ファンレス。
ついにストレージがSSDとなり、さらにm2接続の2242タイプで、なんと裏蓋を開けて換装可能となったため、デフォルトのSSDは、64GBしかない上に、読み書き速度のやや遅いタイプのものなので、容量が大きく読み書き速度の速いものに換えることでより快適になります。
NANOTEシリーズ3作目にして、そこそこ優秀なサブマシンとして活躍できるスペックにまでなりました。
GPD Pocket
CPUは非力ながら、初代作から8GBメモリを積む小型マシン。
他の7インチマシンに比べ、軽量さも目立つ持ち運びに優位なモデルです。
他の7インチマシンに比べ、軽量さも目立つ持ち運びに優位なモデルです。
米国のクラウドファンディングで資金調達して、募集額の1500%オーバーとなったとされる人気作。
スペック
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Atom x7-Z8750(Cherry Trail)/1.6GHz/4コア PassMarkスコア:1289
ストレージ: eMMC:128GB
メモリ容量:8GB LPDDR3-1600
重量:480g
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Atom x7-Z8750(Cherry Trail)/1.6GHz/4コア PassMarkスコア:1289
ストレージ: eMMC:128GB
メモリ容量:8GB LPDDR3-1600
重量:480g
GPD Pocket 2
GPD Pocketの進化した二代目。
CPUが大幅強化され、快適使用できるモバイルパソコンに。
CPUが大幅強化され、快適使用できるモバイルパソコンに。
スペック
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Core m3 7Y30(Kaby Lake) 1GHz/2コア4スレッド PassMarkスコア:2586
ストレージ: eMMC:128GB
メモリ容量:8GB LPDDR3-1600
重量:515g
メモリやストレージは変わりませんが、CPU処理能力だけはほぼ倍の性能になり、多くの動作がきびきびと動くようになりました。
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Core m3 7Y30(Kaby Lake) 1GHz/2コア4スレッド PassMarkスコア:2586
ストレージ: eMMC:128GB
メモリ容量:8GB LPDDR3-1600
重量:515g
メモリやストレージは変わりませんが、CPU処理能力だけはほぼ倍の性能になり、多くの動作がきびきびと動くようになりました。
【Hothotレビュー】Kaby Lake-Y搭載で大きく変わった「GPD Pocket 2」レビュ
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1154821.html
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1154821.html
初代より性能アップしたGPD Pocket2 の、さらに進化した2021年版です。
3じゃないの?と思われがちですが、本シリーズの3は、8インチ画面サイズの完全に別マシンとなったため、2の正当進化はこちらになりました。
3じゃないの?と思われがちですが、本シリーズの3は、8インチ画面サイズの完全に別マシンとなったため、2の正当進化はこちらになりました。
スペック
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Core m3-8100Y 1.1GHz/2コア4スレッド PassMarkスコア:2870
ストレージ:256GB NVMe M.2 SSD
メモリ容量:8GB LPDDR3
重量:510g
CPU性能が微増の上に、ストレージがSSDとなり、これまでのeMMCの倍以上の速度でストレージにアクセスできるようになりました。
ディスプレイ:7インチ WUXGA(1,920×1,200ドット)
CPU:Core m3-8100Y 1.1GHz/2コア4スレッド PassMarkスコア:2870
ストレージ:256GB NVMe M.2 SSD
メモリ容量:8GB LPDDR3
重量:510g
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